体の調子を上げる第1歩は「猫背矯正」
体が丸くなった状態、猫背になった状態でいると、体にさまざまな悪影響が出てしまいます。
今日は皆様がお困りの猫背について、お話をしていきたいと思います。
猫背によって起こるさまざまな身体に対して、悪い事がいくつかあります。
その中の1つの「呼吸」についてお伝えします。
姿勢による呼吸の影響って?
皆さん一度、猫背のように体を丸めて深呼吸をしてみてください。
やってみるとわかると思いますが、呼吸を司る横隔膜が猫背により、圧迫されしっかりした深呼吸はできません。
皆さんの中でご存知の方もいらっしゃると思いますが、呼吸は体にとって大変大切なことです。
身体中の60兆個の細胞一つ一つは、呼吸によって生きています。
呼吸が十分にできていないと、体にはある現象が起きます。
ただ大前提として酸素量が少なくなっても死にはしません^_^
優先順位があります。
まず脳や心臓などの臓器、体を駆け巡る血液に優先的に酸素が送られます。
それらの器官に酸素を蓄えられた後に、筋肉や神経に酸素が送られてきます。
何をお伝えしたいかといいますと、酸素が十分にない状態で生活をしていると、体の筋肉に栄養が行かず筋肉を痛めやすいということです。
まずは、酸素を充分に吸うための正しい姿勢を取り戻すのが非常に大事なのです。
胸式呼吸と腹式呼吸ってご存知ですか?
「元気堂でもたまに患者様から胸式呼吸と腹式呼吸どちらがいいの?」
と聞かれることがあります。
実は体にとって1番良いのは、胸式呼吸と腹式呼吸を、両方いっぺんに行うのが良いとされています。
この呼吸法で1番のコツは横隔膜を意識するということです。
腹式呼吸をした際、内臓に空気を入れるというイメージがあると思いますが実は空気は肺に入っています。
胸式呼吸との違いは横隔膜が、下に下り内臓圧迫することです。
胸式と腹式呼吸を同時に行う際は、この横隔膜を意識してください。
この際横隔膜が下がるのではなく、上げることを意識してください。
はじめのうちは何を言ってるのかよくわからないと思いますが、実際意識しながら行うと 10回しないうちにできるようになってきます。
1日に10回から20回でもいいのでこの呼吸あることによって、 体全体の細胞の隅々までに酸素が行き渡り、体にとって大変良いのでぜひやってみてください。
正しい姿勢ってどんな姿勢?
子どもの頃お母さんに、胸を張って背筋をぴんと伸ばすて言われたことありませんか?
実際そのような姿勢で無理矢理胸をはり、上体のけぞらしているのですぐに疲れてしまいます。
そして体を丸めているのが楽なのでどんどん猫背になっていきます。
正しい姿勢とはどんな姿勢でしょう?
膝をついた状態で立ってみてください。
無意識に行ったこの姿勢が、正しい姿勢に近いと言われています。
けして背筋がぴんと伸びた状態では無いことが、確認できると思います。
このように、自分自身が正しい姿勢と思っていても、実際は正しくない姿勢になっていることが多く見られます。
もし不安な方は、お近くの整体院で猫背の姿勢改善プログラムを受けてみることをお勧めします。